はじめに

私は、Windows 10を使っている。オフィス関連の製品は利用していないが、多くのユーザーはオフィスなど、なんらかのマイクロソフト製品を日常利用していることと思う。

Windowsそのものを含めて、多くの場合、マイクロソフト製品には、プロダクトキーが存在し、ライセンスが管理されている。なんらかのトラブルに見舞われた時など、このプロダクトキーがないと、ライセンス認証に戸惑ったり、製品の利用ができなくなる恐れが出てくる。

今回紹介するProduKeyを使うと、PCにインストールされているマイクロソフト製品のプロダクトキーを一覧表示させることができる。表示内容をクリップボードにコピーできるので、エディタに張り付けてファイルとして保存しておけば安心。以下、ProduKeyのreadmeより。

ProduKey is a small utility that displays the ProductID and the CD-Key of MS-Office, Windows, Exchange Server, and SQL Server installed on your computer. You can view this information for your current running operating system, or for another operating system/computer - by using command-line options. This utility can be useful if you lost the product key of your Windows/Office, and you want to reinstall it on your computer.

入手とインストール

ProduKey - Recover lost product key (CD-Key) of Windows/MS-Office/SQL Serverから、"Download ProduKey with full install/uninstall support"というリンクをクリックするとインストーラーがダウンロードできる。あとはインストーラーを起動して、指示に従っていけばインストール完了。

また、zipふぁいるも用意されている。PC本体にインストールしたくない、USBメモリーに入れて持ち歩きたい場合はそちらを選択する。各言語に対応した構成ファイルがあるので、そちらを利用すればメニューの日本語化が可能だ。ただ、私が試した限り、その必要性は低いと思う。

使い方

スタートメニューからProduKeyを起動すると、PCに保存されているマイクロソフト製品のプロダクトキーのリストが表示される。私のPCでは、インターネットエクスプローラーとWindows 10の二つが表示されていた。

各リストにフォーカスを合わせてアプリケーションキーを押すと、いくつかのメニューが表示される。

一番手っ取り早いのは、"save selected items"。各アイテムごとに情報をテキストファイルとして保存できる。項目ごとにクリップボードにコピーすることもできるが、使い方はこれで完結。

終わりに

Windows 10になってからなのか不明だが、Windows 10のプロダクトキーを、コントロールパネルから直接確認することができなくなってしまったようだ。変更は可能だが、例えばWindows 10をクリーンインストールするような場合、プロダクトキーがわからないのは不安。もちろん、他のマイクロソフト製品も同じ。

ProduKeyは、使い方も簡単。ぜひ入手して、いざというときに備えておきたい。


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